カテゴリ:生活慕情( 105 )
正念場には記念撮影を
校正が終わり、300枚ほどの赤入れ原稿をEMSで送ったのが4月の2週目。
それから到着の連絡以外は何の音沙汰もない。
不安になってメールを送るも、返事はなし。
ちゃんと指示が反映されているか、不安という気持ちと、
もういいや、という気持ちで愛憎半ば。

ヒマなので、図書館に入り浸っている。
で、藤子不二雄の希少本『二人で少年漫画ばかり描いてきた』を読んだ。

藤子不二雄はトキワ荘時代初期、限界を超える膨大な仕事を受注してしまう。
アセる気持ちを和らげるためか、気分転換のためにか、
ふたりは郷里の富山に場所を移して仕事をしようとする。
ところが、郷里ではまったく筆が進まなくなり、
ほとんどの雑誌の原稿を落としてしまう。

山のように届く各雑誌社からの請求の電報や速達の督促状は
ある時点からフッと来なくなり、最後に
「ゲンコウオクルニオヨバズ ホカニタノンダ」
という事後報告が送られてくる。

この本にはそのときの記念撮影が載っていた。
こんな、漫画家生命が絶たれるという一大事なときに
記念写真を撮るなんて、すごい。
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実は、自分もちょっと似た体験をしている。
11月くらいに矢のような催促を受けたのだ。
毎晩のように国際電話が掛かってきて、つらかった。
他に頼むから資料を全部送ってくれ、とも言われた。

自分たちは何もしないでこっちに丸投げしているのに、
どうしてそんな案が出てくるのか、そんなに俺が信用できないのか、
とてもショックだった。
何のためにこれだけ時間をかけて無給でやっているのか、と憤慨もした。

でも自分には、そんな自分を記念撮影するなんて、発想も余裕もなかった。
余裕がないから憤慨が来ちゃうんだと思う。
今度迎える正念場では、是非自分を写真に納めておこうと思う。
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by vladivost0k | 2008-04-27 20:37 | 生活慕情
意味がないことにも、意味があるんだろうか。
意味がないことにも、意味があるんだろうか。
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帰国から半年。仕事をしていたとはいえ、世間的には無職のこの状態。
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意味がないことにも、意味があるんだろうか。

6月に行われる日本移民100周年記念式典に、
リオの100周年委員会は旅費を出して招待してくれるという。

リオに行くには移動だけで片道まる1日半かかる。
就職を決めて半年もたたないうちに「1週間休みください」というのは
ちょっとアレなので、それまでは就職活動をしないことにした。
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by vladivost0k | 2008-01-21 23:05 | 生活慕情
どうもありがとう
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祖父の49日法要で町田の奥地へ。
92歳の大往生だった。
危ないことは分かっていたのと「おつかれさま」という気持ちが先にあって、
涙は出なかった。
世話になっていた介護施設の若くてかわいい職員の方は号泣されていた。
いい死に方だ、と思った。

最後まで泣かないつもりだったけれども、
出棺のときの母を含めた三姉妹の嗚咽する丸っこい背中を見ていたら、
涙が止まらなくなった。

写真がプロ級で80歳過ぎてもバイクを乗り回し、
相撲を見ながらワンカップを飲むのが好きだった祖父。どうもありがとう。
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by vladivost0k | 2007-12-24 14:02 | 生活慕情
33
きれいなサプライズを受けた。
大きいろうそくが3本と小さいろうそくが3本。
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ヤァ!ヤァ!ヤァ!
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by vladivost0k | 2007-06-24 22:16 | 生活慕情
青い冬2007
前日に近所のサッカークラブ、フルミネンセがコパ・ド・ブラジルに優勝したため、
空港付近はパレード。というか、ちょっとした暴動。
これで飛行機に乗れなかったらどうするのだろう。

空港には、世話になった方々が見送りに来てくれた。
ありがたい言葉をいただいた。
2年の任期を過ぎ、5ヵ月の延長をしても終わらなかったことにたいして、謝った。
それにたいする返答に、目頭がうるんだ。
涙は本の完成まで取っておこうと決めていた。
ギリギリのところで実行できたと思う。
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新しくなったサントス・ドゥモン空港。
サンパウロ行きの搭乗口に並ぶ人々の列は、
他人ごとのように見えた。
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by vladivost0k | 2007-06-07 23:55 | 生活慕情
悲しい事実
送別会のハシゴ。
帰りのバスで、運転手と客が大ゲンカ。
事の発端は、客が65歳以上の無料パスを忘れてきたこと。
運転手は規則通り、用紙に身分証の番号と名前を書いてくれと言った。
ところが、客はそれがイヤらしく、ゴネまくる。
運転手の「頼むから座ってください。お願いします」と言うのを聞かず、
文句を言いまくる客。
次第に両者の声は大きくなり、最後には耳を覆いたくなるような言葉が。
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ブラジルに暮らした2年間のうちにも、
なんとなくブラジルからブラジルらしさが抜けていくのを感じていた。
知人にこのことを話すと、
「確かにその通り。昔はもっと人々がやさしかった」
との答えが返ってきた。

もっとも、日本に比べれば、
比較にならないほど他者との関係は近しく、思いやりがある。
老人をサポートするのは「当たり前」の行為だし、
バスの中で他人同士が世間話しをする姿も日常茶飯事だ。

ブラジルも日本のように、他者との関係が希薄になっていくのだろうか。
そうだとすると、ちょっと悲しい。
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by vladivost0k | 2007-06-02 23:42 | 生活慕情
とうとう送別会
所属団体が送別会を開いてくれた。

あまりにも自分を褒める声ばかりでくすぐったい。
挨拶ではこれまでの感謝とともに、
「仕事が終わってから評価してほしい」旨を伝えた。
結局、移民史は完成せず、仕事は日本に帰ってから
ボランティアで続けることになったのだ。
見通しでは、あと2ヵ月あれば完成するといったところ。

挨拶の返答のなかで、「セキネ君を100周年に呼ぼう」という話しをいただいた。
非常にうれしい。けれども実は全然信用していない。

「本当ですか~!?」ツッコミを入れると、
「ここに宣言する!俺は、絶対、呼ぶ!」と、ボス。
ありがたい。
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餞別には、実は前から交渉してあって、
コンテンポラニア社のブラジル国旗のパンデイロを自分で買いに行った。
(写真は他のパンデイロ)
こんな融通を利かせてもらえるのも、すごくありがたい。
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by vladivost0k | 2007-06-02 23:37 | 生活慕情
怒りのはて3
「ファベーラ(貧民窟)の子どもたちに柔道を」
にかんして、担当者が頼りないため、余所にも声を掛けていた。

結果、当初のプロジェクトは別に、
カンポグランデのヴィラ・コスモスというファベーラに柔道着10着を寄付することになった。

当日は、
08時 お迎えの車で出発
10時 現地着
11時 セレモニー開始
12時 昼食
16時 お迎えの車で帰宅
というvip待遇。

セレモニーは両国国家斉唱にはじまり、
子どもたちによるデモンストレーションが行われた後、
柔道着の贈呈式が行われた。
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簡単なスピーチを行い、これで終わりかと思いきや、
「これから記念植樹を行います。よろしくお願いします」という。
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これには爆笑してしまった。
一生の間で、植樹をする機会などそうそうないだろう。
新聞記者の構えるカメラに向かってニッコリ植樹。
くすぐったくてたまらなかった。
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by vladivost0k | 2007-05-26 22:01 | 生活慕情
怒りのはて2
先日の怒りが結実したためか、
リオ州柔道連盟より盛大な祝福を受けた。
担当者も「ファベーラ(貧民窟)の子どもたちに柔道を」
の企画実現に努力することを涙まじりに約束してくれた。
笑ったのは呼称の変化。
先生と呼ばれるようになってしまった。
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セレモニー終了後、近くで飲んでいると、
誕生会が開かれていた。
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by vladivost0k | 2007-05-20 21:52 | 生活慕情
白と黒
前々からお誘いを受けていた方の家へ遊びに行く。
帰国も間近、強引に時間を作らないと実現しないだろうと、
金曜、仕事が終わった後行くことにしたけれども、仕事が終わらない。
リオ市から約70キロメートル、彼地へ着いたのは23時近く。
街灯ひとつないところで降りる。もちろんバス停などもなく、
運転手に目印を伝えて降ろしてもらう。
不安の中、あたりを見回すと、そこにはお迎えに来てくれた方が笑顔で立っていた。

いろんな話しをした。それ以上に、感じることが多かった。
それは非常に興味深く、非常に慎重を要する種類のものなので、
説明しようと思ったら、おそらく5万字くらいかかってしまうだろう。
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白と黒。もしくは、ハローグッバイ。
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by vladivost0k | 2007-05-12 00:59 | 生活慕情


No Alternative

ギンギラの太陽、ヒラヒラの生きさま。リオデジャネイロ3年目はグッド・イナフ。2007年6月に帰国、帰国後も仕事を続ける。叱咤激励歓迎!
by vladivost0k
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